事件なのか事故なのか
ピンポーン。
お店のチャイムが鳴った。お客さんが来たらしい。
いらっしゃいませ~と言いながらお店に出ると
60代くらいのおじさんが立っていた。
ショーケースのお菓子を見ている。
私はすぐにおじさんの異変をキャッチした。
下半身のチャックが開いている。少し。
で、そこから見えちゃってる。おじさんのスティックの先の方が。
事件なのか、事故なのか。
例えば。
スティック全部がだらーんと外にでていたら、
それは事件だ。事故ではない。通報だ。
半分ならどうだろう。
それも事件だ。事故ではない。通報だ。
おじさんの見え具合は微妙だった。
事故のように見える。片付け忘れと思えばそう見える。
たぶん、おじさんはプロなのだ。
通報されず楽しむことができる術を知っているのだ。
長年のデータの蓄積があの微妙な見え具合なのだろう。
おじさんは饅頭を3つ買っていった。
お金があると思い込む
今月、会社の支払いはできるんだろうか。
もう怖すぎてなにも考えないことにしている。
来年からは金融公庫から借りたコロナ融資1,000万の返済も
始まるけどそんなの余裕で返せない。
コロナでお金がスッカラカンになってるのに
ここで仕入れ価格の高騰。何?とどめ?
眠れる薬を飲んでいるけど昨日は珍しく夜中に目が覚めてしまった。
そうなるともうまずい。ノイローゼの才能があるので
お金、どうしよう・・どうすればいいんだろう
不安が頭から離れない。真っ暗な中寝っ転がっての考え事はいけない。
夫の鈍感力がうらやましい。
彼は何も焦っていない。いつもスマホでゲームしている。
家に帰るとおいしそうにお酒を飲んでる。
今日は暑かったからホットプレートで焼肉したいなとか楽しそうに言う。
私の知らないところにお金を隠しているんだろうか。
そうだったらいいな。
本にはお金があると思って過ごすといいと。
お金持ちになった気分で過ごせと。ニコニコ機嫌よく考えすぎず。
5分くらいはできるんだけど。一日は難しい。
マスクって
私はもうマスクをつけていません。
仕事中も買い物に行くときも。
子ども達にはやくマスクをしない生活を
してもらいたいから。
子ども達のマスクによる心、体への
影響が心配でなりません。
コロナが怖い、コロナになりたくないから
マスクをする。こういう子は問題ないと思うのですが
みんながしてるから、顔を見られるのが恥ずかしい
からマスクをする。これは心配。
うちの中学生の娘なんか絶対とりたくないって
言ってます。
これってもう病気なのでは?
私の心配しすぎなのかなぁ
ノーマスク生活を始めて私の体に変化が・・・
たまーにマスクつける時があるのですが
もう苦しくてしかたがない。そしてうっとおしい!
よくこんなのつけてたな、と。
マスクしないって清々しいです。
まわりがマスクしてるから、気恥ずかしいから
という理由でマスクしてる方。
とりましょうよ。まず自分から。大人から。
子ども達にマスクのない世界をプレゼントしましょ。
家が全焼!
もう、2年ほど前になりますが
家が全焼しました。隣家から火があがりその火がわが家に
燃え移り全て焼けました。
夜中の2時の出来事でしたが、虫の知らせでしょうか
その日はまったく眠れず起きてたんです。
爆発音が聞こえ、なんだか人が騒いでる声が聞こえる。
なんだろう・・・窓を開け外を見ても変わった様子はありません。
また布団に入ろうとしましたがなんだかトイレに行きたい。
わが家は1階と2階にトイレがあったのですが、寝室がある2階の
トイレはなんだか怖くて普段から使っていませんでした。
その時も1階のトイレに行こうとしたのですが、なんなのでしょう
無性に1階に降りるのが面倒だと感じたのです。
少し悩みましたが2階のトイレに行くことにしました。
トイレの扉を開けようとしたときふと、目の前にある
ガラス窓に目がいきました。するとなんてことでしょう。窓が真っ赤なのです。
そこで火事だと気づきました。1階のトイレに行っていたら火事には
気づかなかったでしょう。私は家族を起こすため大声で叫びました。
「火事だよーーー!!」
目の前で見た吹きあがる火は本当に恐ろしく私は何も持たず
子ども達といっしょに外に逃げました。息子と夫は靴すら履いていませんでした。
間もなく消防車が来ましたが火を消すことができず、午前11時にようやく鎮火。
すべて焼けました。
火事で無くなったもので一番くやしいのは、写真。
子どもたちの小さかった頃の写真。自分の写真も実家から全て
持ってきていたのでそれも無くなりました。卒業アルバムとか。
子ども達もそれぞれ大事にしていた物がありましたから
そういうのもなくなってしまってかわいそうだなと思います。
私たちを助けてくれたのは火災保険。それと商売をしているので
たくさんの方々からお見舞いをいただきました。
洋服、ランドセル、学校の制服、生活用品、お金・・・・たくさん
届けていただきました。本当にありがたかったです。
そして今、ようやく新しい家を建て始める工事が始まりました。
秋には引っ越せるかなぁ。失ったものはありすぎるけど家族がみんな
生きててよかった。さあ、前を向いていこうかね。