地獄の休日
8畳ほどの台所と6畳の和室という
ミニマムなスペースに体調の良くない大人1人と
ごほごほ咳してる子供1人と元気な子供1人と
元気な赤ちゃん1人が1日を過ごす。これを私は
地獄
とよんでいる。
なんだろう・・・とにかく息苦しい。
途中なんどもギャー―――と叫びたくなる。
部屋には細かいシールが散乱。キャップがないマジックも転がりまくり。
何を処理したのかわからないティッシュが罠のように配置。
脱いだふくはもちろんそのまま、鍋つかみがテレビの前。
コンロ下の扉を開けると鍋とともに娘の上履きが鎮座。
ソファの背もたれクッション行方不明。
アンパンマンのぬいぐるみ、遊ばれた形跡まるでなし。
これぞまさに
地獄
普通の日々よありがとう。心から言いたくなる。