生活記録

只々、日々の記録

事件なのか事故なのか

ピンポーン。

お店のチャイムが鳴った。お客さんが来たらしい。

いらっしゃいませ~と言いながらお店に出ると

60代くらいのおじさんが立っていた。

ショーケースのお菓子を見ている。

私はすぐにおじさんの異変をキャッチした。

下半身のチャックが開いている。少し。

で、そこから見えちゃってる。おじさんのスティックの先の方が。

事件なのか、事故なのか。

 

例えば。

スティック全部がだらーんと外にでていたら、

それは事件だ。事故ではない。通報だ。

半分ならどうだろう。

それも事件だ。事故ではない。通報だ。

 

おじさんの見え具合は微妙だった。

事故のように見える。片付け忘れと思えばそう見える。

たぶん、おじさんはプロなのだ。

通報されず楽しむことができる術を知っているのだ。

長年のデータの蓄積があの微妙な見え具合なのだろう。

 

おじさんは饅頭を3つ買っていった。