生活記録

只々、日々の記録

家が全焼!

もう、2年ほど前になりますが

家が全焼しました。隣家から火があがりその火がわが家に

燃え移り全て焼けました。

夜中の2時の出来事でしたが、虫の知らせでしょうか

その日はまったく眠れず起きてたんです。

爆発音が聞こえ、なんだか人が騒いでる声が聞こえる。

なんだろう・・・窓を開け外を見ても変わった様子はありません。

また布団に入ろうとしましたがなんだかトイレに行きたい。

わが家は1階と2階にトイレがあったのですが、寝室がある2階の

トイレはなんだか怖くて普段から使っていませんでした。

その時も1階のトイレに行こうとしたのですが、なんなのでしょう

無性に1階に降りるのが面倒だと感じたのです。

少し悩みましたが2階のトイレに行くことにしました。

トイレの扉を開けようとしたときふと、目の前にある

ガラス窓に目がいきました。するとなんてことでしょう。窓が真っ赤なのです。

そこで火事だと気づきました。1階のトイレに行っていたら火事には

気づかなかったでしょう。私は家族を起こすため大声で叫びました。

「火事だよーーー!!」

目の前で見た吹きあがる火は本当に恐ろしく私は何も持たず

子ども達といっしょに外に逃げました。息子と夫は靴すら履いていませんでした。

間もなく消防車が来ましたが火を消すことができず、午前11時にようやく鎮火。

すべて焼けました。

 

火事で無くなったもので一番くやしいのは、写真。

子どもたちの小さかった頃の写真。自分の写真も実家から全て

持ってきていたのでそれも無くなりました。卒業アルバムとか。

子ども達もそれぞれ大事にしていた物がありましたから

そういうのもなくなってしまってかわいそうだなと思います。

私たちを助けてくれたのは火災保険。それと商売をしているので

たくさんの方々からお見舞いをいただきました。

洋服、ランドセル、学校の制服、生活用品、お金・・・・たくさん

届けていただきました。本当にありがたかったです。

 

そして今、ようやく新しい家を建て始める工事が始まりました。

秋には引っ越せるかなぁ。失ったものはありすぎるけど家族がみんな

生きててよかった。さあ、前を向いていこうかね。